“厚底シューズ買うか?買うまいか?”
迷っているとき、ふとドラマ“陸王”を思い
出しました。
茂木選手が、こはぜ屋の足袋シューズ
“陸王”を選ぶのか?巨大メーカー アトラン
ティスの“RⅡ”を選ぶのか?
そんなドラマチックなシーンを思い描き
ながら、私も決断をしました。
履を勧めてくれる店員さんも、私にとっては
カリスマシューフィッター。
ただの買い物ではなく、感動のドラマでし
たね、私の脳内では😅
ドラマ陸王は面白かったですね。
池井戸作品は、ドラマ“半沢直樹”を観て
から結構読むようになりましたが、
ドラマも観て原作も読んだのは、
“ようこそ我が家へ”くらいで、“陸王”は
ドラマは観たけど、原作は未読です。
原作読もうと思いましたが、またイチから
こはぜ屋の苦労の連続を読むのもしんどい
かなと。。
逆に“下町ロケット”は原作読んだけど、
ドラマは観てないです。何故かと言うと、
ちょっとタオちゃんが苦手で。。
例の俳優さんの問題で、一作目はもう再放送
不可でしょうから、観る機会ないかも知れま
せんね。
“半沢直樹”シリーズはドラマの続編を期待
して、原作読まずにいましたが、もう絶対に
やらないですよね、諸般の事情で。
改めて、シリーズ最初から読むこと
にしました!
①オレたちバブル入行組
②オレたち花のバブル組
③ロスジェネの逆襲
の4作。
①オレバブと②オレ花バブ…タイトル紛らわ
しいですよね。
この2作がドラマ“半沢直樹”の原作ですが、
読んでみて、なるほどドラマ良く出来ていた
なぁ…と🤔原作のイメージ壊してないです。
知り合いから、ドラマは「倍返し、倍返し」
と…くどすぎで原作はもっとサラッとしてい
ると聞いていましたが、個人的には同じ位の
味の濃さかと。
むしろ、堺雅人という画がない分、活字の方
が半沢に“凄み”があり、人によっては
“味濃い目”に感じるかも知れません。
どうしても、ドラマや映画を先に観てしまう
と役者のイメージに引っ張られがちですが、
2作目の中盤くらいから、堺雅人の顔が薄
れて、自分の中のオリジナル半沢に変換され
てきました。
演じる半沢直樹もすごく良いと思っていま
すが、あまりそのイメージに引っ張られる
のも面白くないので。(ダン・ブラウンの
ラングドンシリーズを読み始めたときも、
同様の脳内変換作業が行われました。)
但し、半沢の奥さん“花さん=上戸彩”と
半沢の親友“渡真利=及川ミッチー”は面倒
なのでイメージをそのまま転用しました。
二人ともピタッとはまってましたし。
やはり池井戸作品面白いです。
①~②はドラマを観たので、オチは分かって
いるわけですが、全然最後までダレずに読み
終わりました。ドラマでは拾えなかった
エピソードもあり、楽しめましたね。
この作品の魅力ですが、ドラマの半沢直樹が
放送されたとき“水戸黄門のような勧善懲悪”
が閉塞した世の中で受けたのでヒットした…
的な言われ方をしていました。
私の感じ方はちょっと違っていて、確かに
半沢は一種の正義のヒーローかも知れません
が、相手を打ち負かすために、結構きわどい
手も使います。
卑劣な敵にエグいまでにやられた半沢が、
徹底的にやり返す。
もう言ってみればBE BOP HIGH SCHOOL
のヒロシ&トオルくらいの報復。
“鼻割り箸”をやられたら、“鼻鉛筆”でやり
返す的な。知的な空間での“仁義なき戦い”
とも言えましょうか。
“正義は必ず勝つ”ような話ではなく、負け
たら最後のノックアウトラウンドを強かな
半沢が勝ち抜く。
ビジネスの世界の中で、繰り広げられる
壮絶な戦いに血湧き肉躍り、あらゆる手練
手管を駆使して戦いを勝ち抜く半沢の姿に
溜飲を下げる。
“経済小説”でありながら“痛快活劇”という、
一粒で二度おいしい的な。
③のロスジェネまで読み終わり、あとちょっ
とで④銀イカも終わりそうです。
…読み終わってしまうと、寂しいなぁ😢