広島東洋カープ応援ブログ☆☆朝三暮四☆☆

広島東洋カープを応援します!…たまにゆる~い、山走りの話なども。

池井戸作品

“厚底シューズ買うか?買うまいか?”

迷っているとき、ふとドラマ陸王を思い

出しました。

茂木選手が、こはぜ屋の足袋シューズ

陸王”を選ぶのか?巨大メーカー アトラン

ティスの“RⅡ”を選ぶのか?

そんなドラマチックなシーンを思い描き

ながら、私も決断をしました。

履を勧めてくれる店員さんも、私にとっては

カリスマシューフィッター。

ただの買い物ではなく、感動のドラマでし

たね、私の脳内では😅

 

ドラマ陸王は面白かったですね。

池井戸作品は、ドラマ半沢直樹を観て

から結構読むようになりましたが、

ドラマも観て原作も読んだのは、

“ようこそ我が家へ”くらいで、陸王

ドラマは観たけど、原作は未読です。

原作読もうと思いましたが、またイチから

こはぜ屋の苦労の連続を読むのもしんどい

かなと。。

逆に下町ロケットは原作読んだけど、

ドラマは観てないです。何故かと言うと、

ちょっとタオちゃんが苦手で。。

例の俳優さんの問題で、一作目はもう再放送

不可でしょうから、観る機会ないかも知れま

せんね。

半沢直樹シリーズはドラマの続編を期待

して、原作読まずにいましたが、もう絶対に

やらないですよね、諸般の事情で。

改めて、シリーズ最初から読むこと

にしました!

 

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

 

  

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

 

 

①オレたちバブル入行組

②オレたち花のバブル組

③ロスジェネの逆襲

銀翼のイカロス

の4作。

 

オレバブと②オレ花バブ…タイトル紛らわ

しいですよね。

この2作がドラマ“半沢直樹”の原作ですが、

読んでみて、なるほどドラマ良く出来ていた

なぁ…と🤔原作のイメージ壊してないです。

知り合いから、ドラマは「倍返し、倍返し」

と…くどすぎで原作はもっとサラッとしてい

ると聞いていましたが、個人的には同じ位の

味の濃さかと。

むしろ、堺雅人という画がない分、活字の方

が半沢に“凄み”があり、人によっては

“味濃い目”に感じるかも知れません。

どうしても、ドラマや映画を先に観てしまう

と役者のイメージに引っ張られがちですが、

2作目の中盤くらいから、堺雅人の顔が薄

れて、自分の中のオリジナル半沢に変換され

てきました。

堺雅人は好きですし、もちろん堺雅人

演じる半沢直樹もすごく良いと思っていま

すが、あまりそのイメージに引っ張られる

のも面白くないので。(ダン・ブラウン

ラングドンシリーズを読み始めたときも、

同様の脳内変換作業が行われました。)

但し、半沢の奥さん“花さん=上戸彩”と

半沢の親友“渡真利=及川ミッチー”は面倒

なのでイメージをそのまま転用しました。

二人ともピタッとはまってましたし。

 

やはり池井戸作品面白いです。

①~②はドラマを観たので、オチは分かって

いるわけですが、全然最後までダレずに読み

終わりました。ドラマでは拾えなかった

エピソードもあり、楽しめましたね。

 

この作品の魅力ですが、ドラマの半沢直樹

放送されたとき水戸黄門のような勧善懲悪”

が閉塞した世の中で受けたのでヒットした…

的な言われ方をしていました。

私の感じ方はちょっと違っていて、確かに

半沢は一種の正義のヒーローかも知れません

が、相手を打ち負かすために、結構きわどい

手も使います。

卑劣な敵にエグいまでにやられた半沢が、

徹底的にやり返す。

もう言ってみればBE BOP HIGH SCHOOL

のヒロシ&トオルくらいの報復。

“鼻割り箸”をやられたら、“鼻鉛筆”でやり

返す的な。知的な空間での“仁義なき戦い

とも言えましょうか。

“正義は必ず勝つ”ような話ではなく、負け

たら最後のノックアウトラウンドを強かな

半沢が勝ち抜く。

 

ビジネスの世界の中で、繰り広げられる

壮絶な戦いに血湧き肉躍り、あらゆる手練

手管を駆使して戦いを勝ち抜く半沢の姿に

溜飲を下げる。

経済小説”でありながら“痛快活劇”という、

一粒で二度おいしい的な。

 

③のロスジェネまで読み終わり、あとちょっ

とで④銀イカも終わりそうです。

…読み終わってしまうと、寂しいなぁ😢